【33歳女性ホンダ・ライフ】交差点でトラックによる玉突き事故に巻き込まれ

自動車保険体験談5

契約条件
年齢 33歳
性別 女性
メーカー ホンダ
車種 ライフ
保険会社 共栄火災
年間保険料 80,000円
年齢条件 全年齢補償(年齢条件無し)
運転者条件 家族限定
免許証の色 ブルー
使用目的 日常・レジャー
ノンフリート等級 6等級
対人賠償 無制限
対物賠償 無制限
人身賠償 なし
搭乗者傷害 なし
車両保険 付けてない
特約 ファミリーバイク特約
新車割引
長期優良契約割引

突如と巻き込まれた玉突き事故

先頭車から二台目、交差点で信号待ちをしているところに突如と衝撃が走り、何だろうと思う間もなく、事故だという叫びと騒ぎが辺りに木霊しました。運転していた愛車の軽は歪に挟まれ、先頭車と背後からぶつかってきた加害車両のトラックの運転者は無傷で車から抜け出して携帯を手にしていますが、事故を通報する様子はなく、道沿いのガソリンスタンドの方が見兼ねて救急車と警察への通報、運転者への注意をしてくださる有様でした。

救急車到着後に先頭車の方と私は車の中からようやく助け出され、レスキューによって車から抜け出して、救急車で病院へ。この間、相手の方が何かの行動を起こそうとはしておらず、事情聴取に来られた警察の方が呆れている始末でした。

100対0の過失割合になると聞かされて

玉突き事故の原因はトラックドライバーの携帯によるもので、完全に停止していた先頭車と私の車は過失割合としては全く起こらないと警察の方に説明された後に、保険会社に連絡し、同様に保険会社の方もこの場合に過失割合は100対0なので心配要りませんと仰いまして、事故の後始末や車への賠償請求交渉とドライバーとしての事故責任を果たさなかった相手方への連絡面など、色々と教えて頂き、こちらの保険会社として動いて頂くことにほぼありませんでした。

保険会社を離れて

保険会社としてはして頂けることはして頂いたので、その後は相手方に対しての損害賠償請求と慰謝料請求、車へのものと私自身が受けた心身の苦痛やドライバーの救助義務を怠った挙句に謝罪の見舞い、一文すら寄越さなかった方の不誠実さを相手取り、法的措置による訴えと問題解決、交渉へと場面などを移しました。

最初から最後までとても不誠実な方に当たり、弁護士相談による訴えにもとても労力を使いましたが、この案件では保険会社に入って頂けるわけではなく、改めて自動車保険の意味を考えていました。こちらに過失があればまた全く異なって物事は見えたのかも知れませんが、100対0なので保険会社さんとしては何もアクションを起こすことが出来なかったと言えるかもしれません。

ですが、実際に事故に遭遇してみて、過失割合の交渉ではない部分では、保険会社とは何も出来ないのだなというのが実感で、結局は本人が動くか動かないかであり、また、向こうさんの主張に出られる保険会社や弁護士など、とても疑問が解消出来ない事態からの折り合いの付け所と着地点を探すことで一年近くかけました。保険会社とは何だろうととても疑問を覚えました。

事故を経験してから

保険会社に期待出来るのは、こちらに過失割合を求められる場合であり、完全な被害者である場合には自動車保険、少なくともその折に契約していた会社については何もして頂けないのだと痛感しました。

もちろん、ドライバーである以上、過失割合が発生、もしくはこちらが加害者になることは省いてはいけないことですので、そのような場合には保険会社や自動車保険はとても頼りになる相談役となってくださるのだろうと思います。

しかし少なくとも体験談から、被害者としての立場に置かれた場合には、車両保険を付けていないと何も保険会社や自動車保険の意味合いが成されていないように感じたので、以降は車両保険を検討したり、とにかく自動車保険の在り方や契約事項について再度考えさせられるきっかけとはなりました。

また、被害者の立場を痛感したことで、保険会社の方の思いやりなどがあるかどうかも事故当事者の立場に置かれた際にはとても重要となるのでは?と感じました。

「これは自分の会社の案件ではない」と突きはねる担当者に当たるのか、「その後の進捗はいかがですか、お身体や精神はご無事にされていますか」と気にかけてくださる担当者に当たるのか。

親身になってのトラブル解決に務めますと謳われる自動車保険や保険会社さんでも、担当者で全く変わってしまうのが本当のところだと実感しましたし、自動車保険についてとても考えさせられる一件になりました。