事故対応に関連するサービス
自動車保険会社では、保険に加入することによって受けることの出来るサービスがあります。そうした付帯サービスとしてはロードサービスが有名ですが、ここでは事故対応に関連するサービスを紹介します。
示談書省略サービス
事故対応に関連するサービスはいくつかのサービスがありますが、もっとも有名なのは示談書省略というサービスです。示談書省略とは、その名のとおりに示談書を省略することによって、保険金の支払いをスムーズにするサービスのことです。
通常、交通事故を起こした場合としては相手方との責任や補償内容などに関して示談をして、示談に合意した場合は示談書を作成することになります。示談書を作成するのは、示談で合意した内容を書面にしておくことで、どのような解決をしたのかを明確にする為で、後々のトラブルを回避する為でもあります。しかし、スムーズな保険金の支払いを目的として、示談書を省略するケースがあります。
どういったケースですと示談書を省略するのかと言いますと、交通事故でも10対0と判断されるようなケースです。赤信号で停車している時に追突された、中央線を超えて反対車線の車がぶつかってきたなどのケースが該当するのですが、この時に特に問題が起きることなく賠償が終わり、事故を起こした双方から示談書省略の了承を得た場合に限って示談書が省略されます。
基本的に示談書には事故を起こした双方の署名と押印が必要となりますので、それぞれに署名、押印をして貰っていると時間がかかってしまいますので、このようなケースでは示談書を省略しているのです。ちなみに10対0の交通事故であっても、示談書の作成を希望した場合は、自動車保険会社で示談書を纏めて作成してくれます。
診断書省略サービス
もう1つ、有名なサービスとしては診断書省略サービスがあります。この診断書省略サービスも、保険金のスムーズな支払を目的として行われているものであり、搭乗者傷害保険や自損事故保険などによる請求金額が10万円以下であるような場合に、診断書の取りつけを省略して保険金を支払って貰うサービスになります。
ただし、自動車保険会社によって請求金額などが異なってくることがありますので、留意しておきましょう。
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自動車保険会社の事故対応
自動車保険とは、万が一の事故に備えて加入するものです。特に近年では交通事故による賠償金も多額となっていますので、そうした意味でも任意保険の加入は必須だと考えても良いでしょう。では、万が一の交通事故が起こってしまった場合、自動車保険会社の事故対応はどうなっているのでしょうか?
そもそも自動車事故と言うのはいつ起こるのかが解らないものですので、24時間365日事故の対応をしてくれることが望ましいですよね。近年の保険会社では年中無休で事故受付をしていますので、仮にお正月やお盆の時期に事故を起こしてしまっても対応しれくれます。ただし、これは受付に関してのみで事故の対応に関しては、日中のみとなり夜間は対応していないのが一般的になります。夜間に事故を起こしてしまった場合は、簡単な対応はしてくれますが本格的な対応は翌日以降に持ち越されます。
では、自動車保険会社による事故対応とはどんなことを指しているのかというと、事故を起こした車両を移動させる為のレッカー車の手配や代車の手配、事故の状況や事故による損害の確認、事故による被害者がいる場合は病院への連絡、自己処理の流れの説明、などのようなことになります。もちろん、医療機関にかかった場合は治療費の精算をしてくれますし、事故を起こしてしまった相手方との交渉、相手方保険会社の責任割合などの交渉なども行ってくれます。
ただし、保険会社によっては事故対応をしてくれる内容も異なってきますので、どんなことを行ってくれるのかは確認しておいた方が良いでしょう。
事故の受付に関しては24時間365日対応となるのが基本ですが、この事故受付とは原則として事故があったことを記録して、事故対応をする手配を行ってくれるものです。事故対応に関しては多くの保険会社で20時前後までとなっていることが多いです。近年、自動車保険の主流となっているダイレクト型保険の場合ですと、平日、土日でも事故対応をして貰うことは可能ですが、20時前後までの時間なら対応で、それ以降の時間の事故ですと翌日に回されることが一般的ですので留意しておきましょう。